「VALLEYS」設置の経過を記したカタログの中に、周辺住民は美術館建設に反対だったこと、背後にある森に切り立った崖(?)があることなども書かれていた。
そういえば、横須賀美術館には何回か来たことがあるが、後ろの森は散歩したことがなはい。前の海沿いの遊歩道は気にいっているので幾たびに歩くし、最初に船できた時は、観音崎の入口の道は少し散歩したことがある。
「崖」-ようするに岩場、という言葉に惹かれて日が傾きかけてはいたが、裏の森をちょこっとだけでも散策しようと思った。
美術館の裏手を回ると森に道が続いているが、なんとなくうっそうとしていて近寄りがたい。しかも、歩き始めてすぐのところに「まむしに注意!」なんて書いてある。
うーん、美術館側からはあまりこちらに踏み込んで欲しくないのかなあ。
それにもめげずに歩くと、シダ類(でいいのかな)がはびこる野性的な地表。そしてすぐにまっすぐな道にでた。
きれいに石積みされている道の横をみるとレンガ造りの倉庫が…。
これはどこかで見たことあるような光景、と思っていると砲台跡が出現。
そう、ここは日露戦争時に軍事施設として使われていた砲台の跡と弾薬庫が残っている場所だったのだ。
お近くにある猿島と同じ系譜。
美術館のすぐ裏にこんなものが残っていたとは。
猿島と同様に軍事施設なので、外からはなにがあるかは見えなくなっている。イカツイ物であるのだが、森と調和しているというのもなんとも奇妙な感じだ。時間の経過でそう見えるのかもしれないけど。
最近こういった自然の中にある古い建造物に惹かれる。
今度は、陽の高い時間にゆっくり森を散策しながらみてみたい。
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